ダブルウィッシュのベトナムウィッシュ

【第31回 】神奈川のベトナムフェスタ出演するならアオザイ着なくちゃ!!!

2016年10月25日公開

どうも! この記事がアップされる頃には、 「ベトナムフェスタin神奈川」 に出演するため帰国し、2年ぶりの日本の秋を感じている Double Wish Shinsuke です。
あ、でも秋冬の服持ってない。やばい・・・。

「ベトナムフェスタin神奈川」は10月28日(金)~30日(日) のスリーデイズです。
日本の皆さん、是非遊びに来てください!
僕らが体験したベトナムのあれこれをたくさん話して、「ベトナムってこんな楽しいことあるんだー」「まだ、知らないことたくさんあるねー」など、必ず「ベトナムに行きたい」って思わせますので、是非是非是非ともお越しください。
 

ここまで言うと、「なにこれ、お役所へのゴマスリなわけ?」と思われそうですが、まさにゴマスリの真っ最中。
だって、 観光大使的ポジションを狙っているんですから。
この仕事始めて、最初の目標がそこですから!
 

なので、この日のために、 自腹でアオザイ(南部弁だと、アオヤイ)を購入しに行きました!

アオザイといえば、女性を最も美しく見せる民族衣装として世界的に有名ですが、女性用だけでなく、男性用のアオザイもあるんですよ。
 

まずはネットでいくらで作れるのか調べてみると、安いものなら2500円ぐらいで作ることができるとのこと。

早速、ホーチミン市3区にある タンディン市場 に行きました。
市場前にはアオザイ屋さんがずらりと並んでいるんです。

ですが、ですが、なんと、仕立屋のおばちゃんに言われた値段は・・・
 

「120万VND(約5600円)」
 

チーン。ショック!
 

嘘でしょ~、まけてよ~、なんて言っても頑なに拒否され・・・

ケチーーーーーーーーー (僕らがケチなんですが)

なんて心の中で言いながら、違うお店に行くことにしました。
 

じゃあ、どこだと安く作ってもらえるんだろうと悩んでいると、不意にある秘策が思い浮かびました。

以前、僕らの衣装を作ってくれたお店があった!
そこに行けば安くしてくれるのではないか?!
そこは、日本語が通じるお店なので、ローカルよりは比較的高いのですが、何たって僕らは2回目の利用です。
一見さんではないのです。

さらに言うと、まぁ、これを言うと嫌われるかもしれませんが、敢えて言います、あーえーてー言いますと・・・
 

僕らはタレントです・・・。
 

タレント?
 

はい。 

「いたる所で宣伝するから、安くしてよー」っとお願いしたら、きっと安く買えるだろうと踏んで、いざ乗り込みました。
 

そして、お店に到着し、「また来たよー」なんて話で盛り上がり、「ここで作った舞台衣装着てるよー」や、「凄く目立っていいよー」など、お店の宣伝効果ありをアピールをし、値切りの外堀を埋め始めました。
感触はいいです。
なぜなら、お店の人も、 「Double Wishが出たテレビ番組全部みてるよー、衣装着てくれてるねー」 と、物凄く喜んでるから。

しめしめ。

ここから、いざ本丸に突入です。
 

「神奈川ベトナムフェスタで使うアオザイを作りたいんだ!! そこでこのお店の名前だすので、安くして! 作って頂戴!!!」
 

すると、店員さんの返事は、
 

「安くできません」
 

何で!?

そうか、アピールするだけじゃ信用できないか。
口先だけで適当なこと言えますもんね。わかりました。
 

「youtubeでも、動画撮ってアップします。手間暇かけます!」
 

すると・・・
 
 

「安くできません」
 
 

くぅーーーー

頼むよ!無理ですか?!

動画じゃ集客効果期待できないってか?!

わかった。最後の手段。
 

「Jリーグ状態ですよ。胸に大きなロゴで店名入れます。これでどう? 常にあなたの店名! Double Wishより、店名を覚えてもらいたい! これなら、安くできる?」

答えは・・・
 
 

「安くできません」
 

何やそりゃ!?まじかぁー

ケチーーーーーーーーー
(僕らの方がドケチなんですがね!)
なんて思いながら、明らかに不機嫌な顔して、お店を去ろうとした瞬間です。
鶴の一声が聞こえてきました。
 

「安く買いたいなら、 ベンタイン市場 がいいよ」

と店員さんが他店を勧めてくるじゃありませんか!!!
 

ベンタイン市場といえば、観光客目当てのお土産物屋さんがたくさんある市場で、外国人は高い値段を吹っかけられることが多いことで有名な場所です。

ははぁーん、この人、僕らが失礼なことを続けて言うあまり、騙しにかかってるな!
そういうことだろ!

僕は、猜疑心一杯で聞いてやりました!

「えっ、あそこは、観光客向けには高いでしょ? 俺は1年も住んでるから、そんなこたぁ知ってる!」 と。
 

すると、 「ベンタイン市場の外側の回廊部分にあるお店は定価販売していて、そこのアオザイは大量生産の既成品だから、安く買えるよ」 と言うのです。
「45万VND(約2100円)で買える」とまで教えてくれました。
 

そ・・・そうなのか・・・。

 
実際に行ってみると、確かに回廊部分のお店は個人商店ではなく会社経営になっていて、定価販売されていました。
 

はぁ、僕は小さな男ですよ。
まけてくれと、あれこれ御託を並べ、無理だとなったら不機嫌になり、手頃な情報くれたら疑ってかかる・・・。
僕は人として何か大切なものを失ってました。

店員さんが言ったとおり、安くて見た目がかなり良いアオザイを入手することができました。
本当に良かったです。
心から店員さんに感謝です。
ありがとうございました。

 
皆さんも、既製品のアオザイを安く手に入れたいなら、ベンタイン市場の外側の回廊にあるお店に行ってみてはいかがですか。


 

さぁ、我々コンビのアオザイ姿を見たい皆様!
神奈川のベトナムフェスタに見に来てくださいね!
お待ちしております!

それでは、また。

Double Wish Shinsuke

1982年生まれ熊本県出身、熊本高校、中央大学卒業、よしもと東京NSC13期生

NSC(養成所)を卒業後、同郷のKazuとDouble Wishを結成。「ロンドンハーツネットムービー」トライアングルにて、Kazuが引っかかる。その時にKazuの発した「既読せぇーや」が、その年の流行語大賞にノミネートされたとかされないとか。

「ベトナムで一番有名な日本人」になる為に日々奮闘中。

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