豚が如く

【ダナン編】ダナンの夜明けぜよ

2016年03月16日公開

こんにちは、 ダナンのハリウッドザコシショウ こと佐井です。

本物のザコシショウは、R-1ぐらんぷり優勝で人生の一大転機を迎えていますが、私佐井も、ザコシショウに先んじて、大きな転機を迎えました。

『豚が如く~ホーチミン編~』総集編 の最後にお伝えした通り、仕事の都合で、3年弱過ごしたホーチミン市に別れを告げ、ベトナム中部の都市ダナンへ引っ越してきました!

 
ダナンでの生活も落ち着いてきた今日この頃、ひとつ気がついたことがあります。
それは・・・・
 
 
 
ダナンにはデブが少ない!!

 
 
 

ホーチミン市で共に戦い共に笑った強敵(デブ友)だち

そう、ホーチミンではたくさんの強敵(デブ友)がいて、地球温暖化を推し進めてまいりましたが、ダナンでは、街を歩いていてもなかなかデブを見かけないのです。

「デブがデブらしくホーチミンで生きるための、デブライフマガジン」 として、豚が如くをお届けしてきましたが、そもそもここダナンでは、デブは絶滅危惧種なのです!!

 
これはまずい!!
ということで、ダナンがデブにとって暮らしやすい街であることをアピールし、デブのダナン移住を推進すべく、 『豚が如く ~ダナン編~』 を書くことにしました!!

 

さて、「そもそもダナンってどこよ?」という皆様のために、第1回の今回は、ダナンの紹介をしていこうと思います。

まずダナンの場所ですが、縦に長いベトナムの、ちょうど真ん中くらいにあります。
地図で見ると一番細くなってるあたりで、 ダメンズ好きな女子にはたまらない感じ でしょうか?

北の首都ハノイ、南のベトナム最大の都市ホーチミン、両方の都市からの距離は約1000kmです。

19世紀のベトナムは、フエに都を置く阮朝が支配していて、この頃から、ダナンはベトナムの重要な港町として栄えてきましたが、1847年にフランスの軍艦がダナンを砲撃して侵略がはじまり、ベトナムはフランス植民地時代へと入ってきます。

そういう意味では、 アメリカの黒船が襲来した日本の浦賀と、境遇が似ている気がします。
思いすごしか?

 
そして、現在のダナンですが、ベトナム中部最大の都市です。


ハン川を中心に美しい夜景が広がるダナン

高層ビルが立ち並び、街の中心を流れるハン川を中心にライトアップされた夜景は、ホーチミンにも引けを取らない美しさです。
人口約88万人、日本人は300人くらい住んでいるらしいです。

なお、しばしばベトナム第3の都市と誤解されていますが、人口で言うと、北部の港町ハイフォン、南部の都市カントーに次ぐ、ベトナム第5の都市となっています。

 
さて、そんなダナンですが、昨今、ビーチリゾートとして人気が急上昇しているようです。

テレビ番組や雑誌の特集、旅行会社のツアーなどでも、最近ベトナムの中でも穴場として一押しのようです。
(日本に住んでないので、良くわかってないのですが。)
例→ 日本から5時間半、プチ休暇で楽しめるダナンが人気上昇中 絶景ビーチ&世界遺産にうっとり

ホーチミンに住んでいたこともあり、私の認識ではベトナムのビーチリゾートと言えば、ソ連時代からロシア人に愛され続けた共産圏最大のビーチ、ニャチャンとか


ベトナム最大のビーチリゾート都市ニャチャン

昨今開発が進み、ビーチリゾートとしての格が上がってきているフーコック島のイメージが強いですが


急速に開発が進むフーコック島にはまだ手付かずの大自然が

日本ではこの2つよりも、ダナンのほうがビーチリゾートとしてのイメージが強いみたいです。
 

そんなダナンですが、しばらく住んでみた在留者の感覚で魅力をまとめてみました。
 

① コンパクトでアクセスの良い、魅力が凝縮したビーチ都市

ダナンは空港から市街地までがタクシーで5分、市街地からビーチまでがタクシーで10分と、とかくにどこに行くにも近い!

そして、その狭い範囲に、都市とビーチリゾートが共存しています。


空港から15分で海で泳げてしまうぞ!

昼はビーチでのんびり海を眺め


海辺にいけばすぐにリッチなリゾート気分を味わえる

夜はクラブでガンガン踊っちゃうぞ!!ということもできてしまうのです。


夜はネオンサイン(言葉が古い)がオレを誘う

ビーチリゾートに行きたいけど、夜遊びも満喫したいという欲張りな旅行者にも最適です
 

② 綺麗な朝日を眺められるビーチ

ダナンは海が東にあります。
そのため、水平線から昇る朝日を見ることができます。


ご来光~

朝の干潟は、実に綺麗に朝日を反射して、とても綺麗な風景を見せてくれます。


早朝のビーチはベトナムらしい光景が広がります

遠浅の白砂のビーチは、海水浴に最適。
冬には北東から吹く季節風で波が高くなり、サーフィンにも良いらしいです。
 

③ 特徴的な建造物たち

ダナンを象徴する風景といえば、龍の形の ロン橋


龍の頭がけっこうでかい

間近で見ると、あまりの巨大さに圧倒されます。
週末には火とか水を吐くらしいです。

ちなみに、このロン橋のふもとには、シンガポールのマーライオン的なものもありました。


マーライオン的なもの

いや、良く見るとライオンではなく鯉?龍?
マーラインよろしく、こちらのマードラゴン?も、時たま口から水を吐いています。

さらにその先には、日本のモード学園コクーンタワーを彷彿とさせる斬新な形のビル、ダナン市行政センターがあります。


新宿でこんなビル見た覚えが

え、これ 役所 なの? 斬新すぎる・・・。

とにかく、ダナンには特徴的な建造物が沢山あり、ハン川のあたりをドライブしているだけで、ワクワクが止まらないです。
 

④ 近くにも観光地がたくさん!!

ダナンからタクシーで30分くらいの所には、ホイアンがあります。


ダナンから一転、やわらかい光に満ちた夜

ホイアンの夜は、ランタンで街が飾られて、実に幻想的です。


タイムスリップしたような景色

これぞ「ザ・アジアの古都」という感じで、実に素敵な夜景を楽しむことができます。
因みにオシャレな雑貨屋さんもたくさんあります。

ホイアンからさらにタクシーで45分の所には、 世界遺産となっているミーソン遺跡 があります。


ミーソン遺跡

アジアでは珍しいレンガ作りの遺跡は、かなり不思議で溢れています。

ダナンから車で2時間ほどで、ベトナム最後の王朝 阮朝があったフエにいくこともできます。


フエの宮殿跡

他にも、五行山、バーナーヒルズなど、少し足を延ばすと見どころのある観光地が多いのもダナンの魅力です。
 

⑤ ごはんが美味しい!!

ダナンは海の町なので、当然漁業が盛んです。
毎日海を見ると、多数の漁船が操業していて、いや、そんなに密集しなくても?ぶつかったりしないの?と心配になります。


漁船がたくさん見える

と言うわけで、ダナンにはシーフードレストランがたくさんあり、こんな感じで、取れたての魚や貝、エビやカニをいけすに入れ、指定した食材で料理を作ってくれます。

とれたての海の幸がずらり!

こんなカキのチーズ焼きも

こんな、ハマグリのレモングラス蒸しも

して、こんなカニちゃんも、激安の価格でいただくことができます。
※ただし、ロブスターの値段だけは注意が必要です!!

とれたてで新鮮なので、味もとても美味しい!!

 
魚介類以外でも、コムガー(ベトナム風チキンライス)や

ハンバーガーも美味しい店がたくさんありかなりクオリティーの高いご飯が食べられます!!

と、色々魅力的な町、ダナン。
今回は、何とも普通の観光案内みたいになってしまいました。
困りました(>_<)
とにかく、ビーチリゾート目的の一般人だけでなく、 デブをも魅了する何かをたくさん秘めているところなのです!

次回より、デブの誘致を進めるべく、ダナンのデブにとって魅力的な部分にフォーカスしてお伝えするように、頑張ります。

佐井高志

ベトナム在住暦3年になる佐井家の旦那。通称「親方」

日本にいた頃にパワーリフティング、アメリカンフットボールをやっていたこともあり、とにかく体がでかい。ベトナムにいるデブを取りまとめる使命を自らに課している。

このコラムでは、デブだからこそのチャレンジをはじめ、ベトナムがデブにとって住みやすい国なのかどうかを身をもって徹底検証。2013年よりホーチミン市に在住し、2016年よりダナンへ転勤したのをきっかけに、コラムタイトルを『豚が如く~ホーチミン編~』から『豚が如く』に改題。目下、ダナンでデブを開拓中。

2016年11月日本へ帰国。

2018年9月再度ダナンに駐在。

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