それ普通に聞くんや・・・

2015年02月12日公開

みなさんこんにちは。ボブサップの嫁、加奈子です。
前回 はレジで万引きギリギリ、列割り込み確信犯の親子を紹介しましたが、今回はベトナム人と話していると感じる日本人との違いをご紹介します。

それでは、はりきって、どうぞっ!

「おぉ・・・それ、普通に聞くんや・・・」

ベトナム人と話していると日本人との会話の違いを感じる。
自分の家では靴を脱ぐのに、人の生活には土足でズカズカ上がってくる・・・

まず、真っ先に
「何歳なん?」
これはベトナム語で自分より年上、年下によって呼び名が変わるからかな?
日本だと相手が女性だったら気を遣ったりしてなかなか聞けないものですが
こっちの人はそんなの関係ないない。

次に聞かれるのは
「結婚してる?」
「してるで」と言うと、矢継ぎ早に
「じゃあ子供はおる?」
と聞いてくる。

なかなか、結婚とか子供のことって初対面では聞かへんやろ・・・と毎回思う。

「子供おらん」とこたえると
「ちがう、【まだ】子供おらんって答えるねん」と教えてくれる。
敢えて「まだ」をつけるらしい。
ベトナムでは2人っこ政策が行われるくらい出産ラッシュ。
公務員で3人目の出産した場合だと年末のボーナスがカットされてしまうほど厳しいんだとか。

ベトナム語の先生にも子供の素晴らしさを2時間ぶっ通しで聞かされたことがある。
道でフォー食べてる見ず知らずのおばあちゃんに呼び止められ、子育ての楽しさを1時間聞かされたこともある。
こないだ行ったゴルフ場のキャディーさんには、前半9ホールで子供のいる生活の良さを聞かされ、後半9ホールで旦那さんの愚痴を聞かされた。

なるほど、ここまで溺愛するから家族みんな仲良くできるんやろなー
と思ったのもつかの間。
「だって、子供が大人になって働くようになったら養ってもらえるやん」って。
ほんまちゃっかりしてるわ。

チョイオーイ!!!

佐井加奈子

ベトナム在住暦3年になる佐井家の嫁。関西出身とだけあっていつでもアメちゃんを持ち歩きことあるごとに周りに恵んでいる。

本コラムでは、ベトナムで生活している日本人主婦の独特な目線からベトナムを丸裸にしていく。

2015年2月、ホーチミンからダナンに引越したのを機に「ホーチミンの中心で “チョイオーイ” と叫ぶ」から「ダナンの中心で “チョイオーイ” と叫ぶ」に改題。

2016年11月、日本へ帰国。

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