データでわかるベトナム

【第28回】ベトナム人はポケモンGOを知っているか?

2016年08月10日公開


ホーチミン市の イオンモール・ビンタン 開業イベントでピカチューパレード

世界中でブームの ポケモンGO(Pokémon GO) ですが、 ベトナムでも2016年8月6日より、正式にサービスがスタート しました。

コンビニなどのプロモーションやショッピングモールなどのイベントによく登場するポケモンですが、実際ベトナムでの人気はどのようなものなのでしょうか? ポケモンGOサービス開始から約1か月前の7月1日~2日に、16歳~39歳のベトナム人男女866名を対象に調査を実施しました。
 

ポケモンGO認知度は7割強!

ポケモンの認知度ですが、なんと 調査対象の85% が知っており、ベトナムでの認知度も極めて高いことがわかりました。ベトナムではドラえもんと並ぶ、超強力コンテンツと言ってよいかと思います。

また、ポケモンGOについてですが、内容まで含めて回答できた45%、何となく聞いたことがあるという31%を含めて、 7割強の人がその存在を知っていました。 他国でものすごく話題になっていることに加えて、Facebookなどでの投稿や、非公式ながらサービスを利用している人たちからの口コミが、大きな影響を持っていたようです。


 

ポケモンGO「興味あり」が55%

ポケモンGOについて、サービスを知っている人に対してその関心度を尋ねたところ、21%が「大変興味がある」、34%が「興味がある」と回答し、 55%の人が興味を持っており、サービス開始が期待されている ことがわかりました。

彼らが楽しみにしている理由としては、「ポケモンが好きだから」といったキャラクター派生のものから、「他国で流行っているから」といったもの、また「たくさん歩かなくてはいけないので健康に良いかも」といった声も聞かれます。

一方で、懸念を持つ人も少数派ながらおります。「ゲームに興味がない」といった声に加えて、 「外で携帯を利用するのは盗難が心配」 というのはベトナムならではの不安とも言えます。


ホーチミン市グエンフエ通りに出現したニセピカチュー

 
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株式会社Asia Plus代表取締役社長 黒川賢吾

株式会社Asia Plus ( www.asia-plus.net )代表取締役社長。

NTT、ソニー、ユニクロにて海外マーケティングを担当。

2014年にAsia Plusを設立しベトナムマーケットリサーチサービス「Q&Me( www.qandme.net )」を展開中

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