D吉村のバイクでベトナム縦断

【第12回】夏から冬に急変!?<14~16日目>ビンディン→カインホア→ラムドン

2016年08月31日公開

シンチャオ、カックバン。
みなさん、こんにちは。
D吉村です!

途中で大雨に遭ってずぶ濡れになりながらも、雨ニモマケズ風ニモマケズ、D吉村は元気に旅を続けます。
 

今回は、 南中部沿岸地方 クアンガイ省 から ビンディン省 の省都クイニョン市へ、そしてベトナムきってのビーチリゾート都市、 カインホア省 のニャチャン市を通って、南中部高原地方 ラムドン省 の高原の町ダラットへ向かいます。
 

<14日目>不思議なお寺に行く

クアンガイを出発です。

ハノイからの道のりよりも、ホーチミン市までの距離のほうがぐっと近づいてきました。

立派なモニュメント。
ここは、ビンディン省ゴーマイ町だそうです。
 

クアンガイからクイニョンにもうちょっとで着きそうなところで、お寺?を発見。

お寺は山の上にあります。
入り口で駐車料・入場料として1万2000ドン(54円)を払い、いざレッツゴー!


なんか、不思議な形の建物が

階段を上ると・・・
 
 

おおー!

この場所は 「タップバインイット(Tháp Bánh Ít)」 というそうです。

中はには仏様(?)が奉られていました。


なんだか普通の仏像と違うような・・・(この遺跡のことはまたのちほど)

中から外を見てみた。

この日の天気は晴天でとても気持ち良かったです。

ちなみにこのお寺に枯れ葉みたいな不思議なものがたくさん落ちていて、踏むと「ぱりぱり」音が出ます。

雪を踏む音より気持ち良い音。
みなさんぜひ行って、体験してみて!

「タップバインイット」の場所はここです。

クイニョンからバイクで30分くらい。
天気が良いと、眺めがとてもきれいです。
 
 

そしてクイニョン到着!

クイニョンではなかなか安い宿が見つからず、何軒回っても1泊20万VND(約900円)が続きました。

半額の10万VND(約450円)の宿を探し求めること1時間。
ようやく7軒目くらいで、やっと9万VND(約410円)のところを見つけたので、そこに泊まりました。9万VNDらしいクオリティでした。
 

<15日目> ベトナムきってビーチリゾートへ!

縦断15日目は、クイニョンからカンホア省のビーチリゾート地ニャチャンを目指します。

朝6時に起床。
6時半には出発しました。

クイニョンから・・・

カインホア省へ突入!

南へ。

ひたすら南へ。

さらに南へ。

そしてとうとうニャチャン!

いやー長かった。

ニャチャンの夜は明かりがたくさんあって、景色がきれいでした。

海鮮料理(イカ)とチャーハンを食らいます。


小さな子持ちイカを丸ごと揚げたもの


チャーハン(コンザンじゃなくてここではコムチエン)

うまかったです!
 

ニャチャンをバイクで回っていると、とてつもなくきわどいコンビニがありました。


日本で見かける某コンビニにとても似ている・・・

そして、なにやら背後に視線を感じたので、振り返ってみると・・・


 

おおう!
 

人形がこっちを見ていました。

水上人形劇の人形だと思いますが、結構な大きさなので、暗闇の中でこうやって見ると完全にホラー・・・。

 
そしてこの日もなかなか安い宿が見つからず、交渉して15万VND(約680円)のところを12万VND(約540円)にしてくれた宿に泊まりました。
 

<16日目> お寺の謎がとけた

7時くらいに起きて、7時半くらいには宿を出発。
これから山道を通って、ラムドン省ダラットに向かいます。

部屋を出て、エレベーターで1階に下りた瞬間、値引きしてくれた宿のおばちゃんがパスポートを持ってキメポーズしていた姿が目に飛び込んできて、びっくりしました。

「なんでわかったの?!」というと、カメラの方を指さしていました。

カメラもエレベーターもあるホテルに、12万VND(約540円)で泊まらせてくれたなんて!
ありがたや。

 
おばちゃんと別れ、昨日行けなかったニャチャン市内をちょっくら観光します。

最初はコチラ!


入り口のおみやげ物売り場

ここは 「ポーナガル(Po Nagar)」 という神殿。

行ったときにはもう9時だったので、観光客でいっぱいでした。

この神殿は、チャンパ王国という192年から1832年まで、ニャチャンを含むベトナム中部沿岸地方に栄えていた国の人々によって、8世紀ごろ作られたらしいです。

このチャンパ王国、ダナンにまで勢力を伸ばしていたそう。

神殿のある丘の上から見えるニャチャンの海はとても美しいです。

なんか踊っています。

チャムパの踊りなのでしょうか。

 
寺院の周りをまわってまわって・・・


ポーナガルは「タップバー(Tháp Bà)」とも呼ばれています。

踊り子さんたちも休憩。

それにしても、この「ポーナガル」、どっかで見たことある形・・・。

あ、そうか!

クイニョン近くで見た↑あのお寺、タップバインイットだ!

ネットで「Tháp Bánh Ít, champa」と検索してみると、やはりそんな内容の記事が出てきました。

仏教寺ではありませんでした。
お堂に奉られていたのは仏様ではなくヒンドゥー教のシヴァ神で、チャンパの末裔と言われるチャム族の人々の参拝の地だったのです。
また、ポーナガルはヒンドゥー教の女神の名前でした。

なるほど。
知らない間に、ベトナム中部を支配していた王国の跡をたどってたんですね。

「ポーナガル」の場所はコチラです。

 
そして、いよいよニャチャンを出発!
山を超えダラットに向かいます。

ダラットへの距離はあと100km。
ここからはすごい山登りになりそうです。

平坦な道だったのが

山。

山。

水がいたるところから湧き出ています。

小さな滝も。

マイナスイオンがあふれてる感じです。

そして、高度が高いので、雲の中にも通ります!

行く手に雲が!

ラムドン省のラックズオン郡というところまでやってきました。

おおー!今は何時だー!
昼の3時だー!
昼飯を食ってないから腹が減ったぞー!

というわけで、カフェに立ち寄り、「腹減って死にそうなんです」と説明すると、ごちそうしてくれました。

生き返るーーーー!

ありがとう!
 

途中で高床式倉庫にも出くわしました。
山岳少数民族の雰囲気たっぷりです。
 

そして、見てください!
ダラット周辺は、一面ビニールハウスの丘です。

さらに、激しい山道を超え、ついにダラットへ到着!

ダラットとわかるような写真を撮ってなかった・・・。すみません。
 

そして、晩御飯は、ダラット名物の ウサギ料理 を食べました。

味はおいしかったけど、骨がついていたので「おしぇい」でした。

ダラットの名産アーティチョーク(チョウセンアザミ)のお茶も飲みました!
ほのかに甘くて、健康によさげ!
 

そしてこれもダラット名物だったのか・・・ 夜がめちゃめちゃ寒い!

スマホで調べてみると、なんとこの日のダラットの気温は・・・
 

19℃!!
 

冬やん!!!!

この時期のベトナムは全国どこへ行ってみ暑いだろうという判断で、半ズボン半そでしか持ってこなかったので、寒さでずっとブルブル震えていました。

町は明るくて、栄えています。

宿近くのカフェで、かりゆし58の「オワリはじまり」をずっと聞いていました。
もうすぐ今日がおわる~♪
 

今回はここら辺で終わりたいと思います。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました!

ダラットまでくれば、ゴールは目前!
もう少しでホーチミンです!

D吉村

1995年生まれ山口県出身。2015年8月からハノイ国家大学に1年間留学し、英語でビジネスを勉強している。そのほか、地場カフェチェーン「ハイランズコーヒー」でバイトをしたり、ラッコカフェで雇われ店長をやっている。ベトナム料理のコムザン(チャーハン)に恋している。2016年8月に日本へ帰国し、3年の後期から日本の大学生活をリスタートする。

その前に、バイクでハノイからホーチミンへ1か月間に及ぶベトナム縦断を計画。このコラムでは、その準備や縦断中での出来事を発信していく。

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