D吉村のバイクでベトナム縦断

【第18回】安宿No.1はどこだ?(2)<番外編>各地の宿代比較

2016年11月14日公開

シンチャオ、カックバン。
みなさん、こんにちは。

またまた 前回の投稿 から間が空いてしまいました。
ハノイからホーチミンまでのバイク縦断やり遂げたD吉村です!

ハノイからホーチミンまでのバイク縦断 を日記のように振り返ってみると、とても懐かしく感じます!


相棒のバイク

このバイク縦断旅で行けなかったところを、近い将来もっと冒険してみたいという気持ちになっています。

というわけで、お待たせしました!

前回予告していたとおり、 「一番安いのはどこだ!?安宿の値段比較してみた」の8日目のドンホイ市から14日目のクイニョン市まで を紹介していきましょう!

 

<8日目>クアンビン省ドンホイ市:10万VND(480円)

8日目の旅は北中部に位置する クアンビン省 の省都ドンホイ市 から始まります。

>>記事はこちら→ 【第9回】山賊に遭遇!?<6~8日目>タインホア→ゲアン→ハティン→クアンビン


ドンホイ駅

さて、 ハティン省 でお世話になった友人ラムくんと別れて、次の目的地となった場所は、ここドンホイ市です。


日差しがまぶしい!

ここの物価についてですが、安宿(nhà nghỉ、ニャーギー、いわゆるゲストハウス)やビアホイ、コーヒーなどの値段は比較的安かったです。

ラム君が 「ここは物価が安くて、住人の人柄も良いと」 と言っていましたが、全くその通りで、みなさんとても優しい方ばかり。
とても居心地の良い場所です。
宿も苦労せず10万VND(約480円)のところを探すことができました。

それに加えて、ここは映画「コング:スカル・アイランド」が撮影された、 世界遺産のフォンニャ・ケバン国立公園 という観光名所があります。

「コング:スカル・アイランド」予告↓

この公園には、世界最大級かつ世界で最も美しいと評される鍾乳洞があります。
「フォンニャ洞窟」や「天国の洞窟」など、見所いっぱいです。

今回の縦断旅では残念ながら行くこたができませんでしたが、 「生きているうちに絶対行きたい!」 と強く思いました。


癒されます

フォンニャ・ケバン国立公園までのアクセスは、ドンホイ市の中心地からバイクで20~30分くらいなので、バスやタクシーで行くのもアリ。
運転免許などの問題がクリアできる場合は、バイクをレンタルするのもアリです。


のどかな田園風景

そして、ドンホイ市は海に近く、 美しいビーチ があります。

とにかく、 ドンホイ市は安い!自然豊か!人も良い! の三拍子揃って良かったので、とてもお気に入りの町です。


空を見上げてしまいますね

ドンホイ、これまでの旅の中で高ポイント間違いなし。
でも、 まだあまり知られていない、穴場スポット と言えます。
そういうの、僕は大好きです。


虹も見れたし!

いまいちというか、ちょっとショックを受けたのは、今まで慣れ親しんでいた大好物のベトナム風チャーハン「コムザン」を、ドンホイ市から南は「コムチエン」と言う・・・そんなところくらいでしょうか。

 

<9日目>クアンチ省ドンハー市:宿代10万VND(480円)

9日目にたどり着いたのが、 クアンチ省 の省都ドンハー市。

>>記事はこちら→ 【第10回】古都フエにゼニガメ!?<9~10日目>クアンビン→クアンチ→フエ


ここからドンハー

ドンホイ市からは、バイクでシルクロードのような砂浜の間にある結構舗装された道路を2時間くらいかけ走り、ドンハー市に到着です。


バイクと空とまっすぐな道


天気も良くて、とても気持ちよかった!

但し、前日のドンホイ市に圧倒されすぎてしまったのでしょうか。
正直言うとドンハー市にはあまり見どころがないように感じました。
(ドンハー市ごめんなさいm(__)m)

でも、、なんと言えばいいのか、人柄も良いし、物価も安いし、近くにはビーチもあるし・・・。
今後、見どころが増えていきそうなそうな都市ではあります!


どこまでも続く空と道

そして、 ベトナムで一番奇抜な体験をしたのがこの町 でした。

カフェを経営しているらしいおばあちゃん、僕がまだコーヒーを飲んでいるにも関わらず、布団を敷いて寝始めました・・・。


寝仕度完了のおばあちゃん

また、あるフォー屋さんに行ったら、希望額通りの10万ドン(約480円)の宿を紹介してくれました。


おばちゃんについていったら希望通りの宿に到着

よく分からないですが、こういう経験ができたのも、ドンハーにいる人たちが優しいからなのでは・・・?と思います。

そんなわけで、 住んでみるととても居心地が良さそうだなと思います。
老後住んでみたいですね。
最初は何もないと思っていたドンハー市ですが、結構住んでみたいところかも(?)。
今後に大注目です。

 

<10日目>トゥアンティエン・フエ省フエ市:宿代10万VND(480円)

10日目は トゥアンティエン・フエ省 の省都フエ市に来ました。

>>記事はこちら→ 【第10回】古都フエにゼニガメ!?<9~10日目>クアンビン→クアンチ→フエ


ここからトゥアンティエン・フエ省

とあるカフェで出会った赤ちゃんの足です。


ぷくぷくしておいしそう

やって参りました!
中部三大都市の一つ目、フエです。


フエ駅

フエは歴史的な建造物や遺産など、観光都市としてもとても有名です。
観光客も多く、とても栄えていました。

フエ王宮など実際に行きましたが、どこもとてもきれいで、この縦断旅で行くことができて良かったと思っています。


フエ王宮

そしてフエが有名なものといえば、 ブンボーフエ やバインコアイなどのフエ料理!


ブンボーフエ


バインコアイ


どれもおいしかった!

さて、見どころいっぱいのフエですが、観光名所ということで、前のドンホイ市やドンハー市などに比べてみると、 安宿やコーヒーなどの値段は少し高くなっていたように感じます。

でも、宿探しでは、5軒くらい回って、ちゃんと10万VND(約480円)の安いホテルを見つけることができたので、物価はフエ市内でも場所によると思います。

人柄はとても優しい人がたくさんいて、とても良かったです。
ビリヤードのおじちゃんも少し料金をまけてくれました。


ビリヤードに興じるフエのおじさんたち
 

<11日目>ダナン市:宿代10万VND(480円)

11日目は南中部の沿岸地方にある ダナン市 です。

>>記事はこちら→ 【第11回】ベトナム語が通じない!?<11~13日目>フエ→ダナン→ホイアン


ハイバン峠を越えてダナン入り!

とうとうベトナムのちょうど真ん中にある、中部三大都市の二つ目にして最大、ダナン市までやって来ました。


透き通る青さ

ダナンには、とんでもなくきれいな絶景や有名な観光地など見どころがたくさんあり、その割には値段がそれほど高くなくて、みんなにおススメしたい場所です!


絵になる景色


ビーチもとってもきれい!

ただ、安宿の値段については、ダナンの中心地に行けば行くほど値段が上がります。


ダナン市庁舎

10万VND以下の安宿に泊まろうと思ったら、中心から少し離れたところに行かなくてはならない可能性があります。
とは言え、バイクで10分~15分ほどのところなので、それほど苦労はしませんが・・・。
タクシー移動の場合は、交通費と宿代を含めて考える必要がありますね。

そして、みなさんに食べてほしいのが、 「ミークアン」 という麺料理!


フォーでもないしブンでもない食べ物です

肝心の食べたミークアンの画像がなくて申し訳ないですが、これが本当にうまかった!
アゴが外れそうなおいしさでした!

ダナンは街並みもきれいですし、観覧車やタワー、有名な「ドラゴン橋」などがあり、 ベトナム人が住みたい街1位に輝きそうな場所です。
間違いなく「申し分ない場所」です!


火を噴くことで有名なドラゴン橋


夕暮れのダナン

 

<12日目>クアンナム省ホイアン市:宿代15万VND(710円)

12日目は クアンナム省 ホイアン市に到着。

>>記事はこちら→ 【第11回】ベトナム語が通じない!?<11~13日目>フエ→ダナン→ホイアン


ここからクアンナム省
 

世界遺産に指定されているホイアン旧市街には日本橋など見どころがたくさんありました。


来遠橋(通称:日本橋)

でも、とにかく安宿の値段が高かったです。
僕が交渉に行った場所が、たまたま運が悪く全部高かったのかもしれませんが、最低で15万VND(約710円)でした。
最初は40万VND(約1900円)からのスタートでしたので、これでもかなりまけてもらった値段です。

ホイアンからダナンまではバイクでわずか30分足らずですし、ホイアン観光が1日だけであれば、ダナンで宿泊してホイアンを観光するのがベストかな、と思います。


ホイアンの夕暮れ


夜の日本橋は幻想的な雰囲気

やっぱり、ホイアンには有名な見所がたくさんありおススメです。
実際旅の中で、 写真を最も多く撮った町 でもあります。

 

<13日目>クアンガイ省クアンガイ市:宿代10万VND(480円)

13日目は クアンガイ省 の省都クアンガイ市に着きました。

>>記事はこちら→ 【第11回】ベトナム語が通じない!?<11~13日目>フエ→ダナン→ホイアン


クアンガイ駅

クアンガイ市は、物価が比較的安く、地元の人たちの人柄も良いところでしたが、見どころはあまりなかったかもしれません。
あまり知られていない場所だからこそ、宿泊代が安かったりする ので、個人的には、とても住みやすいところなんだろうと思います。
安宿も1軒目で、しょっぱなから10万VND(約480円)で交渉成立!
さらには、ビアホイで食べたチャーハンとビールのセットも、僅か500円程度で食べることができました!

 

<14日目>ビンディン省クイニョン市:宿代9万VND(430円)

14日目は ビンディン省 の省都クイニョン市です。

>>記事はこちら→ 【第12回】夏から冬に急変!?<14~16日目>ビンディン→カインホア→ラムドン


歴史を感じます


チャンパ遺跡

海にも近いので、海鮮料理が豊富でおいしく、コーヒーの値段も安い!
物価が安いところだと思います。

あまり大きな声では言えないですけどね・・・夜9時を過ぎてから海岸沿いを行くと、いかがわしい系のお店が数多く目につきました。
行きたかったですが、我慢しました!

でも、宿の値段が全体的にとても高かったです!!!
最初にまわった10軒、ほぼ全部が20万VND(約950円)ですよ!

1軒目に訪れた安宿が15万VND(約710円)で、ここで折れてしまおうかとも思いましたが、粘り強く回った結果、最後の最後で9万VNDのところを見つけて、そこに決めました。

最終的にはこのベトナム縦断では一番安い値段を記録 したので、出だしの僕の運が悪かっただけなのかもしれませんが。


SEE YOU AGAIN !

 
以上、「安宿No.1はどこだ?(2)」でした!
今回は中部の三大都市のフエ、ダナン、ホイアンや、ドンホイ市、クイニョン市など、なかなか濃かったですね~!

さて、次回は、いよいよ最終回です!
今回続きの、15日目のニャチャン市から21日目のホーチミン市までの値段と感想、また、このベトナム縦断の中で、宿泊代が安かった都市No.1と、プラスで僕のお気に入りNo.1に輝いた都市を紹介したいと思います!

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました!
また次回をお楽しみに!

D吉村

1995年生まれ山口県出身。2015年8月からハノイ国家大学に1年間留学し、英語でビジネスを勉強している。そのほか、地場カフェチェーン「ハイランズコーヒー」でバイトをしたり、ラッコカフェで雇われ店長をやっている。ベトナム料理のコムザン(チャーハン)に恋している。2016年8月に日本へ帰国し、3年の後期から日本の大学生活をリスタートする。

その前に、バイクでハノイからホーチミンへ1か月間に及ぶベトナム縦断を計画。このコラムでは、その準備や縦断中での出来事を発信していく。

ブログをチェック!→ ラッコカフェD吉村のハイランズ日記・ベトナム縦断日記

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