D吉村のバイクでベトナム縦断

【最終回】安宿No.1はどこだ?(3)<番外編>各地の宿代比較

2016年12月05日公開

シンチャオ、カックバン。
みなさん、こんにちは。

お世話になります、 D吉村 です。
ハノイからホーチミンまでのバイク縦断旅 は本当に長かったですね。
このコラムもとうとう 最終回 を迎えました!

というわけで、お待たせしました!

それでは 前回 から予告していた、 「一番安いのはどこだ!?安宿の値段比較してみた」の15日目のニャチャン市から21日目のホーチミン市まで を紹介していきます!

 

<15日目>カインホア省ニャチャン市:12万VND(約594円)

15日目は 南中部に位置する カインホア省 の省都ニャチャン市から始まります。
>>記事はこちら→ 【第12回】夏から冬に急変!?<14~16日目>ビンディン→カインホア→ラムドン


カインホア省へ


ニャチャンだ!


ポー・ナガール


ニャチャンで食べたイカの揚げ物


このチャーハンの味はすごかった


南国気分に浸りつつ・・・

ニャチャンめっちゃにぎわってました
暖かいし、近くにはビーチもあるし、海鮮も抜群にうまいし、観光客がわんさかいました。
しかし、その分 ホテルも高級ホテルしかありませんでした
自分のような貧乏学生の行く場所ではありません。

5、6軒まわった後にようやく希望する10万VND(約495円)近くの12万VND(約594円)にしてくれたホテルに泊まりました。
ホテルの管理人のおばちゃんと仲良くなるのが安くしてくれる秘訣 かもしれませんね。
そこのホテルのおばちゃんは、朝になってもおしゃべりで僕をいじってました。
ナイスおばちゃん!

そして、寺院やビーチなど観光できる場所もたくさんあり、見どころもたくさんありました!
みなさん行くべきですよ、ニャチャン!すげーっす!

 

<16日目>ラムドン省ダラット市:10万VND(495円)

16日目は 南中部の高原にある ラムドン省 のダラット市です。
>>記事はこちら→ 【第12回】夏から冬に急変!?<14~16日目>ビンディン→カインホア→ラムドン
>>記事はこちら→ 【第13回】ダラット観光を堪能!<17~18日目>ラムドン省→ビンディン省


美しい街並み


カニ味噌つみれ入りのブンリエウ(Bún riêu)


こちらがダラット駅


きれいな駅舎


趣のある蒸気機関車


クレイジーハウス


ダラット教会

ダラットはとてもきれいな場所でした!

僕のなかで、 ベトナム縦断の中でも1位、2位を争うくらい良い雰囲気 でした。
物価ですが、やはりダラットは観光名所として成り上がっているので高かったような気がします。

しかし、人はいつも通り優しい人ばかりです!
とっても幻想的な場所なんですが、 とにかく寒い!
気温が8月初旬だっていうのに、 9℃ しかありませんでした。
さすが標高が高いところにあります。
半袖しか持って行っていなかった僕は半分死んでいました。

 

<17日目>ビントゥアン省ファンティエト市:10万VND(約495円)

17日目はさらに南下して ビントゥアン省 のファンティエト市です。
>>記事はこちら→ 【第13回】ダラット観光を堪能!<17~18日目>ラムドン省→ビンディン省


ビントゥアン省に入ります


お隣ビンフンにある橋


ビンフン市場


僕を韓国人と見誤ったカフェのおばちゃん


お疲れ!相棒!

ファンティエトと聞いて何が連想されるでしょうか?
僕は・・・ないですね。
しかし、 ムイネー という 今ガチでキテるビーチリゾートがある場所 なんだそうです。
透明度のすごい海と、白い砂浜が一面に広がっているそうです。
行けばよかったな、と後悔しています。

そんな有名なビーチがあるということで、街も結構盛り上がっていました。
なんだかダナンより南のエリアはビーチがとてもにぎわっています。
一年中気温が高く、暑いからなんですかね。

物価について、ここは2軒目くらいの安宿に10万VND(約495円)で泊まることができました。
結構ポンポンと値下げしてくれたのでホッとしましたね!
ちなみに、泊まったのは西側のビンフンというところです。
マッサージにも行きました!

 

<18日目>バリア・ブンタウ省ブンタウ市:10万VND(約495円)

18日目は バリア・ブンタウ省 のブンタウ市です。

>>記事はこちら→ 【第13回】ダラット観光を堪能!<17~18日目>ラムドン省→ビンディン省


ブンタウに行く途中のゲリラ豪雨


ブンタウの看板


ホテル探しを手伝ってくれたカフェのみなさん

ここブンタウ市の物価は比較的安かったですが、宿の値段はとても高かったです。

僕が行った場所がたまたま高かった可能性もありますが、どこも20~30万VND(約990円~1485円)でした。

やっと見つけた10VND(約495円)の安宿は 僕が日本人だから、という何とも信じられん理由で安くしてもらいました

さて、ここブンタウ市は、ベトナムの中でも日本人の認知度は少ないかもしれません。
しかし、 年中暑く、ビーチもたくさん、海鮮料理もうまい、高級そうなホテルもバンバンある 、という今イケイケの観光都市であり 穴場スポット として有名です。
人も優しくノリも良いので、おすすめです!
どこかビーチ散策すればよかった・・・。

 

<19日目>ロンアン省タンアン市:8万VND(約396円)

19日目はメコンデルタ地方に入りました。 ロンアン省 のタンアン市です。

>>記事はこちら→ 【第14回】ハプニング3連発!<19~20日目>ブンタウ→ロンアン→カントー


喧騒にまみれるカフェ


タンアン市に行く途中に見えるホーチミン市の高層ビル


思い出の沼地

ここでは なんと一発で!しかも超安い!8万VND(約396円)の安宿 を見つけることができました!
バイクで沼地にはまり、全身どろどろの状態でおばちゃんに交渉 すると、まさかの 「8万VNDでいいよ」 って!
しかも、そのおばちゃん、朝起きるとバイクの洗車も施してくれていました。

おばちゃん!
ナイスすぎる!
キスしたい!
ビバおばちゃん!

 

<20日目>カントー市:10万VND(約495円)

20日目はメコンデルタ地方最大の カントー市 です。

>>記事はこちら→ 【第14回】ハプニング3連発!<19~20日目>ブンタウ→ロンアン→カントー


カントー橋


こんなのもありました

でた!
カントー市は思い出の街です ・・・。
思い出す光景はあのカントー橋の偉大な姿です。
事件 が起こったのもここカントー市です。

安宿も、メコンデルタ最大の都市なので値段も高くなるかなと予想していました。
にも関わらず、交渉を続けると、ありがたいことに10万VND(約495円)にしてくれたりしました。


バイク修理をしてくれたおじちゃん


よくわからないがおいしかった料理

値段に関しては、下から ダナン < カントー < ホーチミン みたいな立ち位置なので、中の上くらいの物価です。
人柄は、やはり人によります。
冷たくされた人もいるし、安宿のおばちゃんみたいに優しく接してくれたりする人もいました。
けれども、いい思い出ばかりです!
サトウキビジュースもおいしかったし!

 

<21日目>ホーチミン市:20万VND(約990円)

いよいよ最終目的地の ホーチミン市 です。

>>記事はこちら→ 【第15回】ついにゴール!みんなありがとう!<21日目>カントー→ホーチミン


サイゴン駅

のぉぉぉ!
20万VND(約990円)って!
さすがは政令指定都市のような 大都市ホーチミン!
安宿の値段も跳ね上がりました!
安いところは、空いていませんでした。

どこも値段を聞いてみると60~70万VND(約2970~3470円)ばかり。
やっとの思いで見つけたところは、最低でも20万VND(約990円)。
宿泊費を見て分かるように、物価も高くなっています。
コーヒーが大体2万5000VND(約123円)くらい。

でも、人は相変わらずみんな面倒見の良い人ばかりです!
そして 日本人もたくさん います!
日本の居酒屋チェーン店があったのには感動 しました!


感激のポーズ!

バイクに貼られたシールの数も、ちゃんと日数分、21枚になっています!


到着日に祝ってくれた山口県人会のみんなときれいなお姉さん

ただ、今回のホーチミン観光は3日だけだったし、また行ってみたい場所です!

次に期待ですね!

 

さてさて、 ネタタイム!

ちなみにですが、こちらこの縦断旅で使った ガソリン代 です。

概算ですが、 合計なんと5000円以下 で済みました。
圧倒的な安さ!
日本で縦断をやったらどんくらいかかるんでしょうか?

 

そして次は、この縦断で 走った総距離 です!
ご覧ください!

↓ハノイ市出発日のバイクメーター

↓最終日ホーチミン市

なので…

なんと、最初の ハノイ市内からホーチミン市までかかった距離は 3551.3km!
ちなみに、日本の最北端の択捉島から最南端の与那国島までの直線距離が3264kmらしい。

 

 

そして、みなさんお待ちかね!
Dの独断と偏見で選出した 安宿ナンバー1 に輝いた場所は・・・!

 

(ドラムロール♪)

 

どぅるるるるるる

 

でん!

 

 

ニンビーーーン!!

 

まさかの!

 

みなさん一度でも予想できたでしょうか?

ニンビンは、チャンアン渓谷やタムコック渓谷、バディン寺で有名な観光名所。
ローカルフードはヤギ肉などで有名なニンビン市が意外や意外、なんと
7万5000VND(約371円)で断トツの1位 に輝きました!

 

ちなみに、こちら 21日間の安宿の値段一覧表です!
一緒に振り返ってみましょう!

4日目が安宿ナンバー1のニンビンですが、21泊分すべてを合計しても 194万5000VND!
額は大きいかもしれませんが、日本円に直すと 約9630円!1万円以下です!
みなさんも、ベトナム縦断のすべての夜を安宿で過ごす可能性が出てきたのではないでしょうか!

 

そしてラストパート!
みなさんお待たせしました!
一番どうでもよい情報!?

僕のした お気に入りナンバー1都市 に輝いたのは???

 

(ドラムロール♪)

 

どぅるるるるるる

 

でん!

 

 

ドンホーーーイ!!

 

え、ドンホイってどこ?

ここ↓

ドンホイが僕のお気に入り都市ナンバー1になった理由は以下の3つ です!

その1 安い!

コーヒーが一杯1万5000VND(74円)だったり、ビールも料理も 安くてうまい!
おしぇーい!でした。
海も近いので海鮮料理もたくさんあります。

 

その2 自然がいっぱい!

前回 紹介したように、ここドンホイには海もあり、緑もたくさんあり、自然豊かな街です!
フォンニャ=ケバン国立公園があったり、天国への洞窟もあったり、ビーチリゾートもたくさんあったり・・・。
見どころがいっぱい なんです。

 

その3 人が優しい!

人が優しい+世話好きなのはベトナム全土に共通 していました。

不満な点を一つあげるとすると、われらがコムザンをコムチエンと呼ぶところですかね。
※コムザン・コムチエンとはチャーハンのことです。

 

以上、「一番安いのはどこだ!?安宿の値段比較してみた(3)」でした。
いかがだったでしょうか。

とにかく 「ベトナムという国はクレイジーでサイコーだ!」 ということがみなさんに少しでも伝わればと思います。

そして、この回を最後に「D吉村のバイクでベトナム縦断」のコラムを勝手ながら終わらせていただきます。
というわけで、これで僕はペン(タイピングする指)を置くことにします。

今までこのコラム作成に関わっていただいたすべての方々には、本当にお世話になりました。
ありがとうございました。

そして何より、今まで読んでくれたみなさま、本当にありがとうございました。
僕のような文才のない、ちゃんとした日本語の書けない大学生のしょうもないコラムに目を通していただき、本当に感謝の気持ちでいっぱいです!

また今後もでかいことをやれたらな、と思ってます!

 

ではまたいつか!

D吉村

1995年生まれ山口県出身。2015年8月からハノイ国家大学に1年間留学し、英語でビジネスを勉強している。そのほか、地場カフェチェーン「ハイランズコーヒー」でバイトをしたり、ラッコカフェで雇われ店長をやっている。ベトナム料理のコムザン(チャーハン)に恋している。2016年8月に日本へ帰国し、3年の後期から日本の大学生活をリスタートする。

その前に、バイクでハノイからホーチミンへ1か月間に及ぶベトナム縦断を計画。このコラムでは、その準備や縦断中での出来事を発信していく。

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