ダブルウィッシュのベトナムウィッシュ

【第29回】Youtubeパーティーinホーチミンに招待されたら張り切らなくちゃ!

2016年09月27日公開

どうも! 最近、ベトナム人からメール仕事の依頼を直に受け取り、返信したり、電話したりしたものの連絡が取れず、結局イタズラメールだった Double Wish Shinsuke です。

そんなおちょくられた僕らでも、 Youtube Vietnamには多少認められたようです。

前回 の記事でも書きましたが、チャンネル登録者数が1000以上のクリエーターだけが呼ばれるイベント、 「Youtubeパーティーinホーチミン」へGoogleさんから招待いただいたのです。

僕らのチャンネルはコチラ→ https://www.youtube.com/user/doublewishkumamoto

日本でも参加してましたが、まさかホーチミンでも声掛けてもらえるなんて夢にも思ってませんでした。

せっかく行くので、僕はとにかく目立ってやろうと思いました。
まずは、日本人と知ってもらわなければ意味がありません。
この国で僕らの絶対的な個性は日本人です。

そうなると、自ずと目立てる衣装決まります。

 
 

頭に何か余計なものが載ってますが・・・
 

サムライです!

やはりこれです!

 
でも、正直不安です。
なんたって、Youtubeパーティです。
日本だと六本木ヒルズの29階で、みんな仮装したりして、我こそはと目立ち、コラボ動画を撮ってもらおうと必死に来るのです。
※コラボ動画を撮ることで、相手のチャンネルに登場し、自分たちの動画へ誘導して、チャンネル登録者を爆発的に増やすのが目的です。

下の写真は日本のYoutube Partyの様子。


大盛り上がり!

日本だと名札交換するので、相手のチャンネル名が直ぐにわかります。
よって、会場は携帯を持ち歩く人だらけです。

何故かって?

相手のYoutubeチャンネル名を検索して、チャンネル登録者数を確認するんですよ!

それが、まるでその人の戦闘力であるかのように、 「なんだ、たった3か、地球のゴミめ」 などというつぶやきが聞こえてくるわけです・・・。
(まぁ、3の人は入れませんが)
 

僕らの戦闘力は3500です。

正直言って、弱いです。
ドラゴンボールで言うと、ナッパが4000なので、ナッパぐらいと思っていただければわかりやすいかと思います。

弱さをカバーするために、とにかく目立って、コラボしてもらおうと必死です。

それでも、サムライの衣装で大丈夫かな・・・、と不安を抱えながら会場「Space cafe」に向かいました。

ちなみに日本の会場名は「Youtube space Tokyo」です。
名前も似ているということは、似たような立地でやってるのかなあ、と期待が膨らみます。
「Youtube space Tokyo」は、コラボや撮影がその場できるようにミニスタジオがあるのです。
 

さぁ、会場が見えて参りました。ワクワク!
 

ん、あれかな?!
 

ん? 平屋?
 
 
待て待て、平屋でも広いパターンはある。
サザエさんの家も平屋だし、おぼっちゃま君の家でさえ平屋だったじゃねーか!
 
 
・・・いや、どう見てもただのカフェ。
カフェを借りてパーティが開かれるようです。

まぁ、別に場所はオプション、僕らの大義名分はコラボ動画です。これ一点。

さぁ、みんなが続々と集まってきます。
「変な子はいねぇーかー変な子はいねぇーかー」 と、Shinハゲが目を光らせます。

僕は、サムライの格好、こんな奴や、こんな奴もいるかもなぁ・・・。

 
 
 
 

 
 
いや、みーーーーーーんな普通の格好!

普通中の普通。
そうなの?!
ベトナムのYoutubeは、こういう感じなの?!

サムライで来た僕だけ、完全に浮いてます!
死にました。チーンです。

僕は天を仰ぎました。
嘘だろ、新渡戸稲造!
武士道とは死ぬことと見つけたりってか。

まぁ、でもいいです。コラボ動画です!それです!
チャンネル登録者数が多い皆さんとコラボできたら充分です。

ざっと数えて、30人ぐらい。誰とコラボしようかな。

すると、テーブルを囲んで、自己紹介が始まりました。
あぁ、こういうスタイルなのね。ベトナムは。


おとなしい・・・

日本だと、ザックバランの立食パーティーなんですけどね。
郷に入れば郷に従え、良いじゃないですか!
一気にみんなのことを知ることができます。
 

1人目が何の動画を上げているか話しています。
みんな頷いてます。
そうです、どんな動画かでコラボできるかわかりますからね。
うん。うん。大事大事。

5分経過です。

まだ、みんな聞いてます。
なんか、機材のことを話し始めました。

うん、10分経ちました。

 
って長くない?!
 

そんな長く話すの?!
自己紹介一人一人そんな時間取ってたら、コラボ動画できないよ!
 

そして、長い長い自己紹介が終わり、やっとやっとフリータイムへと突入しました。
ここぞとばかり、インタビューとかしに行きます。
コラボしに行ったのです。

でもね・・・・

コラボ動画を撮っているのが僕らだけなのです。

ええ?
マジで?なんで?
 

「ミンナハ ナニヲシニキタノ」
 

みんな会話はしてます。
楽しそうでもあります。
でも、動画撮っているのは僕らだけ・・・。

ベトナム人良い人なので、僕らの動画に物珍しい感じで、出演とかしてくれました。

しかし、相手の動画に出演しないと意味がないのです。
コラボした相手のお客さんに見てもらうために来ているわけですから!
 
 
ひょっとして・・・・
 

そもそも、これはそんなパーティーじゃない?
 

頭の中にそんな疑いが浮かびはじめました。
 

そして、その疑いが確信に変わるイベントがその後始まったのです。
 

フリータイムを終え、席に戻ると、Googleの人が何かお題のようなものを発表しました。
 

「この国のYoutubeの未来」
 

つまり・・・
 

ディスカッション・・・
 

ディスカッションです!
 

「パーティじゃなく、シンポジウムと招待状に書いてくれよ!」と言いたくなりましたが、僕らが勝手に勘違いして来ているだけなので、何も言えませんでした。
 

 
写真は、「何も聞こえない〜♫」の顔です。
「壊れかけのダブウィ」 です。

僕らはコラボ動画を撮ること諦めました。

こうなったら、飯だけでも食って帰ろうと、テーブルを見に行きました。
日本だとピザやらサンドイッチやら唐揚げやら軽食のビュッフェがあり、ドリンクは何でも飲み放題でした。
 
 
 
えっ・・・
 
 

ビュッフェなんて、どこにも見当たらない!
あるのは、マカロン並みのカップケーキとコーヒー・・・
 

OLの午後休かい!
 

「こっちは、夜飯抜いて来とるんだぜぃ!」

とKazuに言うと、
 

「俺は3食抜いてきた・・・」
 

上には上がいました・・・。
しかも身内に。
  

まあね、僕らが間違ってました。
勝手に日本の常識に当てはめて、勘違いしてパーティに来たのがアホでした。
事前にどんな内容か確認して、相手のことを理解しようと試みないといけませんね。
みなさんも、事前に下調べして様々なことにチャレンジしてください。

それでは、また次回。

Double Wish Shinsuke

1982年生まれ熊本県出身、熊本高校、中央大学卒業、よしもと東京NSC13期生

NSC(養成所)を卒業後、同郷のKazuとDouble Wishを結成。「ロンドンハーツネットムービー」トライアングルにて、Kazuが引っかかる。その時にKazuの発した「既読せぇーや」が、その年の流行語大賞にノミネートされたとかされないとか。

「ベトナムで一番有名な日本人」になる為に日々奮闘中。

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