豚が如く

【3部作】オーダーメイドしに行こう!!~前編~

2015年06月23日公開

サイゴンデブサミットファンのみなさんこんにちは!
ホーチミンの中村ノリこと佐井です。
大丈夫です、今のところどこからも戦力外通告を受けてません。

先週お届けした通り、当コラムは、Google検索で デブ3冠 を達成しました。
あの、南海 門田博光でもなしえなかったデブ3冠です!!


デブ3冠!

しかし、ここでふと反省点が。
「ホーチミン デブライフ マガジン」としてお送りしているこの「豚が如く」ですが、 メシ食ってばっかじゃねーかっ!!

もっとこう、 デブライフマガジン っぽく!

ファッションとか!

スポーツとか!

恋愛とか!

色々やらないと・・・っ!

 
と言うわけで、思い立ったが吉日
今回は初挑戦 ファッションネタ です。

 
思い返せば初回サイゴンデブサミットの時に、山谷さんがスーツのオーダーメードについて熱く語ってました。
是非とも我々もオーダーメイドしたい!!
と、佐井とウーのデブ兄弟が食いついたことにより、今回、山谷さんに連れて行ってもらうことになりました。


オーダーメイドについて真剣に語る

と言うわけで、とある土曜日の午前中。
ファッションということで、精一杯のオシャレとして、ニューワールドホテルの 「Starbucks Coffee」 に集合し、山谷さん行きつけのお店に行くことに。
「スタバ」 ・・・この言葉の響きだけで、早くもオシャレへの期待大です。


オシャレ通り(適当)

たどりついたお店は、こちら テーラー Ralan さん です。
住所は 254B Ly Tu Trong Dist1, Ho Chi Minh City, Vietnam
ニューワールドホテルのスタバから、徒歩3分の所にあります。


テーラー「Ralan」

お店の前には、黒板に日本語で「オーダーメイド」と書いてある。
むむむっ!日本語が通じるのか!!
ちょっと安心の一瞬。


日本語OK!

さて、今日の山谷さん、ピチピチのポロシャツを着ていました。
山谷さんの働いている インディビジュアルシステムズ さんで作ったものとのこと。

佐井:「よく、山谷さんに入るやつ作れましたね」
山谷:「気を使ってもらい、 4XL で作ってくれたんだよね、でもピチピチ。。。」
佐井:「たしかに、少しパツパツですね」
山谷:「会社の宣伝に着て来たんだけど、オッパイのラインが出るのが気になる」

なんとも、清純派女優のような山谷さんのセリフですが、オッパイのラインを気にしながらも着てくるあたりは、会社愛ですね。


パイオツカイデーのチャンニー

ちなみに、今回も研究生のタイちゃんが一緒に来てくれました。
タイちゃん、繊維商社勤務と言うことで、勉強も兼ねて一度ベトナムでオーダーメイドしてみたいとのことでした。
こちらも仕事熱心です。

ちなみに、ウーさんは野暮用で遅刻です。
詳細については次回以降に。


研究生小池

さて、当ブログのマニアの方なら、当然気づいていると思いますが
前回の「漢豚骨ラーメン」の時と服装が一緒では!?

そうなんです!
なんと前回の 「漢豚骨ラーメン」 と今回の企画、2本取りの同日撮影です!!
デブたちは厳しいスケジュールとも戦っているのです!
なにか、売れっ子芸能人みたいで興奮しますが!!

※日程調整が難しかっただけだろうという突っ込みはご遠慮ください。。。。
※また、二本取りだとしても、服ぐらい着替えたら?と思った方。期待しすぎです。


漢は1日に2本撮る

異様に前置きが長くなってしまいましたが、ここで店長の小野澤さんが挨拶に来てくれて、オーダーメードの流れを説明してくれます。

そう、店長さんが日本人なので、言葉の心配が無いところが安心です。


やだっ!はずかしっ!

ちなみに小野澤さん、顔出しはNGらしく、かたくなに顔を隠しています。
親バレしたら引退 とか、特殊な事情があるのかもしれませんが、そこは、そっとしておきましょう。


はずかしっ・・・

オーダーメードの流れは
[最初の日]
 ①生地を選ぶ 
 ②デザインを指定する
 ③採寸する
[後日]
 ④仮縫い状態で試着して、サイズを確認
[さらに後日]
 ⑤試着確認して、受け取り
ですと、懇切丁寧に説明してくれました。

ちなみに、小野澤さん以外の2人のベトナム人店員さんも、ある程度日本語が通じました。
心強い限りです。


テーラー軍団

と言うわけで、早速生地選び。
生地のサンプルを見せてもらって選びます。


生地サンプル

ちなみに、生地のランクは主に4ランク。
このランクにより、仕上がりのスーツの値段が変わっていきます。

一番安い生地が、普通のスーツにした時に150USD、その次に220USD、300USDのランクの生地があり、最も高ランクの生地は350USDだそうです。

主なランク以外にも、その時々で入荷している生地があり、そこらへんは、お店で相談となります。
※ デザイン、サイズ、2パンツなどのオプション料金が別途発生します。


スタバのコーヒーを傍らにプロの細い目!

一般的な傾向として、ランクの高い生地のほうが、薄くて着心地が良く、生地も強いので長持ちするとのこと。
小野澤さんのお勧めとしては220USDの生地だそうです。


生地いろいろ

それにしても生地が沢山ある、
次から次に、生地が出てくるのでなかなか決められない。

佐井:「俺、仕事でスーツ着ないし、ちょっと派手なの作りたいんだよね」
タイちゃん:「どんなのですか?」
佐井:「例えば、このシルバーの光ってるやつとか、 サバっぽくてよくね?
タイちゃん:「え、魚のサバ? どこに着ていくんですか?」


青光り

佐井:「もう仕事は絶対着ないし、 シャレ乙なパーリー とかに着ていく感じでどうかな」
タイちゃん:「そんなパーリー、行かないですよね!?」

非生産的な会話でなかなか前に進まず、気が付くと、生地を見ているだけで1時間も経過していました。


舞い上がりMAX

取りとめのない会話でなかなか話は進まないのですが、そこは経験者山谷さんが、素人をリードして行きます。

山谷:「俺、生地決めた」

そそくさと、2つのサンプル生地をもってきました。


ちょっと上目遣いがにくい・・・!

常夏のホーチミンに対応して、グレーと紺の生地を選択していました。

本職営業で、常にスーツの山谷さんだけあり、堅実な選択です。
今回は2着作るとのこと。


グレーと紺

ちなみに、正確にはスーツではなく、ジャケットとパンツとして注文。
また、ジャケット1着に対して、パンツを2本作ります。

山谷さん:「スーツにすると、上下どちらかダメになったら着られなくなるし!!」

デブの弱点、 股擦れによるパンツの摩耗 を睨んだ、クレバーな注文です。

山谷さん:「ジャケパンだよ、 ジャケパン!!

何故か「ジャケパン」という言葉を連呼します。
多分流行語大賞を狙っているのでしょう・・・・。

あ、 山谷さんのお見合い企画は今も募集中です
年齢・国籍・性別を問いませんので、ぜひ「こちら」までご応募ください。

続いて生地選びを完了させたのは研究生タイちゃん。


どれにしようかなぁ~

こちらの紺の生地を選択。


君に決めた!

最後まで銀の生地と悩んでいた佐井も、こちらのブラウンのストライプ生地に決定。
結局サバ色のキラキラを作る勇気が出ず、普通のものになりました。すみません。


どやっ

ようやく生地も決定し、次は採寸ですが
ここで あの男 がやってくるのです・・・

次回へ続く

佐井高志

ベトナム在住暦3年になる佐井家の旦那。通称「親方」

日本にいた頃にパワーリフティング、アメリカンフットボールをやっていたこともあり、とにかく体がでかい。ベトナムにいるデブを取りまとめる使命を自らに課している。

このコラムでは、デブだからこそのチャレンジをはじめ、ベトナムがデブにとって住みやすい国なのかどうかを身をもって徹底検証。2013年よりホーチミン市に在住し、2016年よりダナンへ転勤したのをきっかけに、コラムタイトルを『豚が如く~ホーチミン編~』から『豚が如く』に改題。目下、ダナンでデブを開拓中。

2016年11月日本へ帰国。

2018年9月再度ダナンに駐在。

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