豚が如く

【ダナン編】鶏の丸焼きを喰らう〔前編〕

2016年08月23日公開

こんにちは、 ダナンのバービー こと佐井です。

「イエス!!フォーリンデブ!!」

あれ、 前々回 と同じ入り?
そう、今回も 「フォーリンデブはっしー」さん に続けと、グルメレポートです。

今回は、佐井が住んでいるアパートから程近い場所にあるお店。


海沿いの道

じつは、取材一週間前に奥さんと二人で夕ご飯を食べようと行ってみたのですが・・・
 

佐井:「メニュー見せてください。」

店員:「はいよ」

奥さん:「鶏の丸焼き、20万VND(約1000円)、1羽、えっ、 1羽単位?

佐井:「半羽とかできないの?」

店員:「うちは新鮮が売りだから、注文もらってから一羽ずつ捌くから無理だよ!!」
 

なんとハードコアな店なんだろう・・・。
とにかく、ここは仲間を連れて出直しだ!!
 

と言うわけで、出直してきたわけです。
こちらがお店の看板。


夜道に浮かび上がる看板

Quán Cây Bàng(クアン カイバン)。
ホアンサ(Hoàng Sa)通り、暗い海岸沿いの道にぽつりと佇むローカル感満載のお店です。


どこからがお店?

ベトナム名物というか、バイク用の駐輪場は完備というか、 駐輪場とお店の境目はかなりあいまい です。
ま、土地はいっぱいあるから、空いてるとことに停めておいて、的なことなのでしょう。

そして、お店は、 完全に屋根のないお外 となっております。


お外に並べられた椅子とテーブル

雨とか降って来たらどうするんだろうとかなり不安がよぎりますが、たぶん雨が降ったら閉店なのでしょう(汗)


今回のメンバー

そんなわけで、鶏を1羽単位で出されたも大丈夫なように、たくさんの仲間たちを招集してみました。

前回koi sushi で遭遇した 菊池さん、 豚の兜煮 に引き続き 浅子さん、 そして初登場の浅子さんの同僚 林君。

さらに、ダナン編準レギュラー化している 中森君。

こちらも 豚の兜煮 に続き 森君。

そして、奥でピントがずれている、たまたま日本から遊びに来ていた マイさんうちの奥さん、 というメンバーで討ち入りです。

これだけの人数がいれば、丸鶏も撃退できるでしょう。
決定力不足の日本人ならば、組織力でギャフンといわせてやろうというコンタンです。
 

はてさて、問題のメニューです。


英語のメニューあり!

今日もご機嫌で、 1羽単位 での販売です。

ちなみに1羽単位でだいたい20万ドン(約900円)と、お値段はリーズナブル。
あとは、何羽食べきれるかが勝負!!


奥にはなぜかたらいが並ぶ

ちなみに、こちらのお店。
鶏だけでなく、ビーチ沿いということもあり魚介類メニューもあります。

鶏専門にしたほうがお店の格が上がるのでは?と考えてしまうのは日本人的思考のようで、ベトナムでの商売は、多角化が重要な模様。

ホーチミンでも、焼肉屋やとんかつ屋でメニューの多角化がすすみ、最終的に寿司を出すようになることが頻繁にありました。


おお!新鮮!

こんな感じで取れたとの魚介類を、イケスならぬ、たらいから選ぶことができます。


おいしそうだ!

エビやカニなど、生きた状態でたらいに収まっていて、こちらはこちらでおいしそうなのですが、そこは鶏を食べる会なので、今回はスルーで!!

ついでなので、調理場も見せてもらいました。


きちんと整理されている

意外と普通の調理場。

そして、調理場の奥には、今日の目的である鶏ちゃんたちも幽閉されていました。


鶏さん・・・・

篭の中に押し込められて、かなりの人(鶏)口密度ですが、かなり活発に動き回っています。


元気いいですね・・・

まさに生きのイイ状態。

むむっ、よく見ると鶏ちゃんたちの横に、結構新しい血痕が・・・・


よく見ると・・・

どうやら、ここは サスペンスの現場 でもあるようです。
その場で捌くから、1羽単位でしか売れないというのは、ガセではなかった模様。
 

そんなわけで、新鮮な鶏ちゃんの存在を確認して、鶏ちゃんの到着を待つのですが、鶏ちゃん、なかなかやってきません。


おなかすいた~

やはり、生きてるところから捌き始めるので、調理に時間がかかるようです。

そんなわけで、別に頼んでおいた牛肉と野菜の炒め物が先に到着。


いい香り!

こちらの料理、 意外とレベルが高い。
ニンニクの風味が抜群でとてもおいしかったです。

いやがおうにも、鶏への期待が高まりますが、それにしてもなかなか鶏来ず。


まだかなまだかな~♪

参加者一同首を長くして待っているのですが・・・。
 

こうして、 45分ほど経過 した時、やっとお目当ての鶏がやってきました。
果たして、何羽たいらげることができるのか!?

(次回に続く)

佐井高志

ベトナム在住暦3年になる佐井家の旦那。通称「親方」

日本にいた頃にパワーリフティング、アメリカンフットボールをやっていたこともあり、とにかく体がでかい。ベトナムにいるデブを取りまとめる使命を自らに課している。

このコラムでは、デブだからこそのチャレンジをはじめ、ベトナムがデブにとって住みやすい国なのかどうかを身をもって徹底検証。2013年よりホーチミン市に在住し、2016年よりダナンへ転勤したのをきっかけに、コラムタイトルを『豚が如く~ホーチミン編~』から『豚が如く』に改題。目下、ダナンでデブを開拓中。

2016年11月日本へ帰国。

2018年9月再度ダナンに駐在。

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