ジカウィルスを心配していたら家がバナナであふれた

2016年04月19日公開

みなさん、こんにちは! 相変わらず家で 虫のカリカリ、カリカリ・・・ が続いている佐井家の嫁です。
ダナンでの生活もだいぶ慣れてきました。


© NgBK、サイゴンの街角

さて、ベトナムにある日本の大使館や総領事館に 在留届 を提出していると、注意喚起のメールが送られてくることがあります。
2年前に反中国テロが激しくなったときにメールが来た記憶がありますが、最近、ベトナムでの「ジカウィルス」感染例 に関するメールが届きました。

感染者が発見されたのは、ホーチミンとニャチャン。
ダナンからは遠い話だなぁと少し安心したのですが、ひょんなことから、ホーチミンに1人で行く用事ができてしまいました。

心配性の私は、虫よけ(肌にスプレーするタイプと置くタイプ)を大量に持参してホーチミンに向かい、何とか2泊3日の用事を無事済ませて、ダナンに戻りました。

家に帰ってみると、 青白い顔をしている主人。

聞いてみると、会社の飲み会でローカル海鮮レストランに行き、 生ガキを食べて大当たり とのこと。

チョイオーイ!

ローカルのお店で生ガキはあかんやろ・・・。

食欲もなくぐったりしている主人でしたが、さすが昨日今日デブになったわけではない玄人、翌日にはすっかり元気になって食欲もでてきたというので、大好きなイタリアンを食べに行きました。
お散歩なんかもしたりして、楽しい週末を夫婦で過ごす。

が、夕方になって・・・・・あれ、何だか気分が・・・悪い気が・・・・・。

生ガキによる食あたりの原因と言えば、主に ノロウィルス。

ひょっとして、主人のノロが伝染ったんちゃうの?

ネットで調べると、ノロウィルスは潜伏期間が1~3日あるようですが、早い人だと10時間で発症するとのこと。
主人と再会してから10時間以上経過・・・・。

チョイオーイ・・・

そこからは、看護人と病人が入れ替わり。
私が食欲をすっかりなくしてぐったりしていると、主人が「何か食べないとだめだよ」とバナナを買ってきてくれました。
20本はなっているであろう立派な房を。

量の多さはともかく、あぁ本当に優しい旦那さま。
ではいただきます。

チョイオーイ!

皮がむかれへんやん!
しかたなく、スプーンでほじりだして食べる。
 

しっぶーーーーーーーー!!!

 
食べるの無理!!!

これは煮て食べるものなのか? それとももっと熟すのを待って食べるものなのか?
 
 
どうしてもバナナ以外食べたくない私のため、再び別のスーパーでバナナを買いに行ってくれた優しい主人。
しかし、雪見だいふくと共に、またもや20本はなっているであろう立派な房を買ってきました。

今度のは、皮もむけるし美味しく食べられたのですが、家には、40本近いバナナが・・・。

一応主人に聞いてみるのでした。

「どうしてこんなに沢山買ってきてくれたの?」

「大きな房で売ってたから」
 

チョイオーーーイ!!!!

 
分割してもらって、欲しい分だけ買って来ればよかったんちゃうのーーー?
やはり玄人(デブ)には分割という発想はなかったらしいです・・・。
 

ちなみに、渋かったバナナは、後日、主人が責任をとり、会社に持って行って食べたところ、熟していて食べられたそうです。
皆さんもジカ熱&ノロ&渋いバナナにご注意を。

佐井加奈子

ベトナム在住暦3年になる佐井家の嫁。関西出身とだけあっていつでもアメちゃんを持ち歩きことあるごとに周りに恵んでいる。

本コラムでは、ベトナムで生活している日本人主婦の独特な目線からベトナムを丸裸にしていく。

2015年2月、ホーチミンからダナンに引越したのを機に「ホーチミンの中心で “チョイオーイ” と叫ぶ」から「ダナンの中心で “チョイオーイ” と叫ぶ」に改題。

2016年11月、日本へ帰国。

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