ベトナムの気候
~北と南じゃ大違い~

2015年01月19日公開

ベトナムは南北に長く、北と南で気候はかなり異なります。北部にはその差は日本ほどはっきりしていませんが四季があり、南部では乾季と雨季の2つの季節のみです。気温も北部のハノイでは冬に10度前後にもなりますが、南部のホーチミンは1年を通じて30度前後です。また、北部の高地では1年を通じ冷涼で冬には雪も降りますが、南部の高地では1年を通じて温暖かつ冷涼です。

南部(ホーチミン)


Photo by Tartarin2009 / CC-BY

年間平均最高気温は32.6度、年間平均最低気温は24.3度。また、年間降水量は1620mmとなっています。

5~10月は雨季で、1日に1回は一時的に豪雨となります。強風と落雷を伴うこともありますが、1時間程度で止みます。また、11~3月は乾季で、いわゆるベストシーズンです。基本的に1年中常夏、強い日差しで、特に 4月は降水量は少ないものの、雨季と乾季の変わり目で1年を通して最も暑い日が続きます。

衣服は日本の夏と同じでOKです。ただし、クーラーのきいた建物内や車内は冷えるので、長袖シャツなどの上着も必須。また、紫外線や排気ガス対策として、サングラス、帽子、マスクなどもあると良いでしょう。

南部山岳地帯(ダラット)


Photo by manhhai / CC-BY

中部高原のダラットは日本で言うところの軽井沢のような避暑地。年間平均気温は20度前後です。

中部(フエ、ダナン、ホイアン)


Photo by David McKelvey / CC-BY

年間平均最高気温は29.8度、年間平均最低気温は23.3度。年間降水量は2862mm。9~12月は雨季で、ベストシーズンは乾季の2~6月です。また、9~5月には最低気温が20度を下回ることもあります。

衣服は日本の夏と同じでOKですが、時期によっては20度を下回ることもあり、またクーラーのきいた建物内や車内も冷えるため、長袖シャツなどの上着が必須です。紫外線や排気ガス対策として、サングラス、帽子、マスクもあると良いでしょう。

北部(ハノイ)


Photo by Cyril Doussin / CC-BY-SA

年間平均最高気温は27.7度、年間平均最低気温は21.3度。年間降水量は1727mm。日本ほど気温差や気候差が大きいわけではありませんが、春・夏・秋・冬の四季があります。寒い時期の夕方には気温が12~15度まで下がります。10度を下回ると学校が休校になることもあります。

衣服は、日本の夏服と冬服があればOKです。冬は、日本の冬と同じくマフラーやコートなどの防寒着が必須。夏も、クーラーのきいた建物内や車内は冷えるため、長袖シャツなどの上着が必須です。紫外線や排気ガス対策のサングラス、帽子、マスクもあると良いでしょう。

北部山岳地帯(サパ)


Photo by Phi Phi Hoang / CC-BY

山岳地帯のサパでは、冬には気温が0度以下となり、雪も降ります。

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