新しいケータイに隠されていた秘密

2015年12月30日公開

みなさんこんにちは! サイゴンで朝っぱらからブラブラして屋台をハシゴしているデブの嫁です。

あっという間に年末になってしまいました。きれいな夕焼け空が見られる季節になりましたね。乾季になって洗濯物がよく乾く!


© NgBK

さて、今回は携帯電話のお話。
ベトナムのケータイはSIMフリーなので、解除料とかややこしいことを考えずに、気軽に機種変更することができます。

新しいケータイには秘密があった

先日、電気屋さんに行った時のこと。ケータイ電話を見ているうちに新しいケータイが欲しくなり、主人をチラ見したところ、主人も私をチラ見してて、 ニヤリ。

というわけで、即決!

とはならず、パンフレットを持ち帰り、比較して候補を絞ります。その後、何軒かの信用できそうな携帯電話屋さんで値段を比較。

後日、とある大きな電気屋さんへお目当ての携帯を買いに行った時、事件は起きました。

私:「これを2台ください」

店員:「はい、ではあちらに掛けてお待ちください」

待っていると、綺麗な店員さんが

店員:「こちらでよろしいでしょうか」

私:「はい」

店員:「ありがとうございます。では、 こちらチェックをおねがいします

と言って、携帯電話の箱を裏返しました。キラリと光る 未開封シール。

主人:「オッケーです」

手際よく箱を開け、主人の旧ケータイからSIMカードを外し、各種設定をしていく美人店員。

店員:「ご主人さん、こちら設定が完了しましたよ。どうぞ・・・。もう1台のほうも、 こちらチェックをおねがいします

箱を裏返す。 あれ?

 
チョイオーイ! ないやん、未開封シール!?

 
必死に取り繕う美人店員。すると隣から・・・・

主人:「オッケーです」 

は? なんで?

私:「なんで? あかんやん、ないやん、シール」

主人:「大丈夫。後で俺のと交換してあげるから」

私:「あ、そうゆうことならまあ・・・」

その日は夕方から主人は用事があり、出かけていきました。私はその夜、予定もなく家に一人。

あっ!主人のシール付きケータイと私のシールなしケータイを交換してもらうの忘れてた~。

と気づいたその時、 「ピロピローン」 と楽し気なメロディー。ショートメッセージが来たようです。なんでこんな派手な音が初期設定されてんねん・・・。

友達とはラインやフェエスブックでやりとりしているのに、なんでショートメッセージ?と疑問はちらついたものの、開いてみる。

 
 
「お誕生日おめでとう、Mr. ○○ 」(結構な長文・・・)

 
 
チョイオーーーイ!
送り先間違ってるやん!
電話番号きちんと確かめてから送ってくれ。

受け取ったものをどうしようもないので、気持ちを切り替え、まだ殆ど触っていなかった「私の」「真新しい」ケータイをいじってみました。

そして写真のアルバムをポチっとすると・・・

なにも写してないはずのに、保存画像枚数に(1)の表示が・・・!

怖いもの見たさ、というやつでしょうか。

 
ポチっ

 
・・・・!?

 
チョイオーーーイ! 知らんおっちゃん写ってるやん!!

 
年齢は50代半ばぐらいでしょうか。察するに、このお店でこのケータイを買おうといろいろいじってる間に自撮りしてしまって、びっくりしたんでしょうね、 どアップで目を見開いています。 怖すぎます。

やっぱり未開封ちゃうかったんや、と未開封シールの重要性に改めて気づいたある冬の日でした。気温30℃あるけどね。

佐井加奈子

ベトナム在住暦3年になる佐井家の嫁。関西出身とだけあっていつでもアメちゃんを持ち歩きことあるごとに周りに恵んでいる。

本コラムでは、ベトナムで生活している日本人主婦の独特な目線からベトナムを丸裸にしていく。

2015年2月、ホーチミンからダナンに引越したのを機に「ホーチミンの中心で “チョイオーイ” と叫ぶ」から「ダナンの中心で “チョイオーイ” と叫ぶ」に改題。

2016年11月、日本へ帰国。

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