【7時限目】すきま学問のすゝめ

2017年10月30日公開

ベトナムに住んでいると、日本に住んでいる時以上に覚えなくてはならないことがあります。

例えばITの世界では、カタカナやアルファベットの用語が多くみられます。
これらの単語は、 ACL だの、 OCR だの、 FTP だの、一見してまったく意味の分からないものが多い。

さらに、 AGR だの、 OKY だの、 FPT だの、ベトナムで初めて聞く単語も沢山あります。
率直にいうと、覚える気がまったく起こりません。

…とは言いながらも仕事や生活で使う以上、無理やり覚えなくてはならないことはあります。
ご飯を食べるのすら面倒に思える時がある私としては、一方的に置き去りにされるばかりです。

そんな時、どうすればいいか。
Anki(アンキ) です。

Ankiは、学生の頃に使った 暗記カードをパソコンやスマホで出来るようにしたアプリ です。

 

<その1>根暗のすゝめ

Ankiで使うカードは、 既存のものを使うこともできますし、自分で追加することもできます

カードには、言葉の他にも画像や音声、動画を差し込むこともできるため、グラフや数式をビジュアル的にとらえることも可能です。

愚直な暗記系の勉強をするなら一人に限ります。
Ankiを使うと、 スマホやパソコンでひっそりと勉強することができます

頑張ることを他人と比べると、どうしても他人の評価が気になってしまいます。
結果、無駄に意識だけが高くなってしまいがちです。
暗記系の勉強は芸術と一緒で、 孤独を楽しめるようになること が大事です。

 

<その2>反復のすゝめ

Ankiは、自分の学習状況に合わせた 効率的なカードの出題 を行います。
覚えていないカードは頻繁に出題され、簡単に覚えたカードの出題回数は減少します。

「忘れないでね」と言われると逆に忘れるのが人間。
Ankiを使うことで恐れずに忘れることが可能です。

また、Ankiはお空でつながっているため、パソコンでもスマホでも、どこにいても同じカードを使うことができます。
さらに、アプリがインストールされていなくても、お空にある「 AnkiWeb 」につないで Sign up(登録)するだけで、学習をすることも可能です。

いつでもどこでも簡単に。
毎日「続ける」ことが容易になります。

 

さいごに

情報技術の発展により、専門知識は一部の学者だけのものではなくなりました。
お空につなげることで、すきま時間に、自ら好きな世界に飛び込むことが可能になったのです。

学習は生き物の本能です。
そして、努力は自分のためにするものです。
答えのない人生、答えのある勉強をお空に手伝ってもらって、自分の足で大切なものを見つけに行きましょう。

~Ankiを使ってみよう~
パソコン版はこちら
アンドロイド版はこちら
アイフォーン(iPhone)版はこちら
日本語説明書 もあります

工藤直毅

ロボット愛好家。すぐにビールを注文する。

社内出会い系システム開発を経て、ドヤ街金融系のインフラ設計・構築。ベトナムでは某ショッピングモールのネットワーク構築を行なうが、開店前の店内のホコリによって、肺に水がたまり死にかける。二足歩行ロボットをいじる傍ら、人工知能ライブラリ TensorFlow と格闘する。最近アツいと感じている言語は Python

お空でつながるIT教室一覧へ

関連ニュース