ドンと行く!俺らのベトナム体験記

【第29回】言葉の壁とキャリアセミナー

2019年07月04日公開

こんにちは!
早稲田大学公認ボランティアサークルの DOORS-日越交流プロジェクト- です。

DOORSは年に2回、春と夏にベトナムへ訪れて、主にホーチミン市内の小中学生への奨学金授与と現地大学生との交流企画運営による教育支援を行っている団体です。

今回は、おんまゆ こと おんだまゆこ がベトナムでの活動中に実施する 「キャリアセミナー」 についてご紹介します。

キャリアセミナーって?

キャリアセミナー(通称「キャリセミ」)は、奨学金を寄付する学校にて、主に奨学生を対象に行っている企画です。DOORSの活動は楽しくワイワイ行うものが多いですが、キャリアセミナーはどちらかというと真面目に授業をするというスタイルをとっています。

セミナーのテーマは毎回変わりますが、 子どもたちが自分を見つめ直したり将来について考えたりする機会 となるように努めています。前回は、「自分の置かれる環境を見つめ直し、支えてくれている人に感謝を伝えよう」というテーマで実施しました。 

今のわたしがあるのは…

まず、生活の振り返りカードを書きました。自分がご飯を食べられるのは、「お母さんがご飯を作ってくれるから」、「食材を作ってくれる人がいるからだ」などといった意見が出ました。下の写真がその様子です。カードにぎっしりと記入してくれていますね!DOORSメンバーがアドバイスをしながら活動をしました。

続いて、身の回りの人に感謝の気持ちを伝える「サンキューカード」を記入しました。やはり、お母さんやお父さんに宛てて書く子が多かったようです。完成したサンキューカードとともにパシャリ。色も使って見た目もかわいく作ってくれました。

心と心が通じる時

キャリアセミナーの大きな特徴として、参加する子どもたちの多くが話せるのはベトナム語のみだという点があります。日本語学校や英語を話せる子が多く在籍する学校での実施だと、日本語や英語を用いて会話ができるため、子どもたちとDOORSメンバーとで直接会話をすることが可能です。

しかし、キャリアセミナーでは基本的に通訳の方を通しての交流となるため、言葉では表しにくいですが 「心を通わせる」ことが難しく感じられました 。もちろん、言葉を使わずに交流することもとても楽しいのですが、コミュニケーションを取るには想像以上の工夫や積極性が必要だと思いました。私が一緒に活動した生徒もセミナーを楽しんでくれているか不安だったのですが、最後には笑顔でありがとうと言って折り紙をプレゼントしてくれました。その時、 本交流活動の醍醐味を感じ、その日は忘れられない一日 となりました。

次回のキャリアセミナーでは、自己分析をテーマに活動をしようと計画をしています。当日の成功を祈って、残りの期間の準備も頑張ります!

最後まで読んでいただきありがとうございました!今回はこれで以上です!
次回の「ドンと行く!俺らのベトナム体験記」もお楽しみに!

DOORSー日越交流プロジェクトー

早稲田大学平山郁夫ボランティアセンター(WAVOC)公認 DOORS-日越交流プロジェクトー

「相互理解・相互成長」を理念に、年2回ベトナム・ホーチミンの小中学校と高校で「交流」を通じた教育支援と奨学金支援をしている学生ボランティア団体。

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